ブログ

Blog

CAD関連の資格8選!初心者におすすめの資格や勉強法も解説

CAD関連の資格8選!初心者におすすめの資格や勉強法も解説

近年、「手に職をつけたい」と考える若い方の間で注目を集めているのがCAD(キャド)技術です。
CADとは、コンピュータを使って図面を描くソフトのこと。建築・製造・インテリアなど、さまざまな分野で使われており、CADを使える人材のニーズは高まり続けています。

「未経験だけど、専門スキルを身につけて安定した仕事に就きたい」「オフィスワークにも挑戦してみたい」
そんな想いを持つ方にとって、CADは学びやすく、比較的短期間で技術を身につけやすいのも魅力です。

ただし、CADを学ぶにあたって「どんな資格があるの?」「初心者でも取れるの?」といった疑問も多く寄せられます。
そこで今回は、CAD関連の資格の種類や活用方法などについて、分かりやすくご紹介します。

CAD資格にはどんな種類があるの?

CADの資格は、民間資格が中心ですが、評価されやすいものや難易度に差があります。
ここでは代表的な資格を8つ紹介します。

CAD資格一覧表

資格名主な対象分野認定団体・企業名初心者おすすめ度特徴
建築CAD検定試験建築全国建築CAD連盟★★☆建築図面作成に特化
2次元CAD利用技術者試験汎用(2D)コンピュータ教育振興協会★★★知名度高く、CADの基礎知識・2D作図スキル証明
3次元CAD利用技術者試験汎用(3D)コンピュータ教育振興協会★☆☆3Dモデリングスキル証明、2Dより難易度高め
CADデザインマスター認定試験デザイン日本デザインプランナー協会★☆☆デザイン分野でのCAD活用能力
オートデスク認定資格ソフトによる(汎用)オートデスク社★★★(ACU)特定ソフト (AutoCAD等) のスキル証明
Vectorworks操作技能認定デザイン・建築エーアンドエー社★☆☆Vectorworksの操作スキルを学びたい方向け
機械・プラント製図技能士機械・プラント(国家資格)厚生労働省 / JAVADA☆☆☆専門的技能、実務経験考慮、難易度高
CAD実務キャリア認定制度実務スキル(分野による)CAD利用技術者センター★★☆実務に即したスキル評価、在宅試験も可能

※上記の情報は2025年4月時点の当社調べです。

建築CAD検定試験

主催:全国建築CAD連盟
建築図面作成の技術を評価する資格です。実技中心の試験内容で、建築業界への就職・転職やスキル証明に役立ちます。
参考:建築CAD検定試験

2次元CAD利用技術者試験

主催:コンピュータ教育振興協会
2D図面の作成に必要な知識とスキルを問う資格で、基礎・2級・1級に分かれます。初心者でも段階的に学べるのが特長です。
参考:2次元CAD利用技術者試験

3次元CAD利用技術者試験

主催:コンピュータ教育振興協会
3Dモデリングのスキルを証明できる資格で、製造業や設計業界など立体図面を扱う分野で活かせます。応用力が求められます。
参考:3次元CAD利用技術者試験

CADデザインマスター資格認定試験

主催:日本デザインプランナー協会(JDP)
設計・デザインに関する実務能力を証明する上級者向け資格。実践力や表現力が問われ、より現場に近いスキルが身につきます。
参考:CADデザインマスター認定試験

オートデスク認定資格プログラム(AutoCAD)

主催:オートデスク社
世界的に利用されるAutoCADの操作スキルを認定する公式資格です。国際的に評価され、ソフトの理解度を客観的に示せます。

オートデスク認定資格プログラム(AutoCAD)

Vectorworks操作技能認定試験

主催:エーアンドエー株式会社
建築・インテリア分野で使われるVectorworksに特化した資格です。空間設計や内装に関わる仕事を目指す方に向いています。
参考:Vectorworks操作技能認定試験

機械・プラント製図技能士

主催:厚生労働省
機械やプラント設計の製図技術を問う国家資格です。製造・設備関連業界での専門性や実務経験を活かすキャリア形成に有利です。

機械・プラント製図技能士

CAD実務キャリア認定制度

主催:一般社団法人コステック
実務に即したCADスキルの証明に重点を置く認定制度。図面作成や操作の実務経験を活かし、実力を客観的にアピールできます。
参考:CAD実務キャリア認定制度

初心者におすすめのCAD資格はこれ!

「まったくの未経験だけど、まずは一歩踏み出したい」
そんな方には、以下の2つの資格がおすすめです。

CAD利用技術者試験《基礎》

パソコン操作に慣れていれば、独学でも合格を目指せる内容です。
試験範囲も基本的な概念や操作方法が中心なので、これからCADを学びたい人に最適です。
参考:CAD利用技術者試験《基礎》

CAD実務キャリア認定制度

初心者でも無理なく始められるCAD資格です。基礎から実務レベルまで段階的に学習でき、実践的なスキルが身につきます。未経験からCADオペレーターを目指す方や、就職・転職を有利に進めたい方におすすめの資格です。
参考:CAD実務キャリア認定制度

CAD技術を活かせる仕事ってどんなものがある?

CADスキルを身につけると、以下のような仕事にチャレンジできます。

  • CADオペレーター
    設計者やデザイナーの指示に従って、CADソフトを使い、正確な図面を作成する仕事です。未経験から目指しやすい職種の一つです。
  • 設計補助
    CADオペレーターの業務に加え、簡単な設計計算や資料作成など、設計者のサポート業務も行うことがあります。より専門的なスキルが身につきます。
  • 図面作成スタッフ(事務系)
    自動車、航空機、家電などの『メーカー』、ビルや住宅を建てる『建設・建築』、家具や雑貨を作る『インテリア』、洋服を作る『アパレル』など、活躍の場は本当に広いです。

特に、CADオペレーターは正社員・派遣・パートなど働き方が選べるのも魅力で、女性の就業率も高めです。

おすすめの勉強法

CADの学習では、実際にソフトを操作しながら覚えていくことで、理解が格段に深まります。

なお、CADオペレーターなどの職種に転職する際、必ずしも資格が必要というわけではありません。そのため、まずはCAD分野で実績のある企業でキャリアをスタートしてみるのも、現実的で有効な方法です。

一方で、「独学でじっくり学びたい」という方には、次のようなステップで学習を進めることをおすすめします。

1. 無料のCADソフトでまずは操作を体験

Jw_cad」や「Fusion360」など、無料で使えるCADソフトを使ってみましょう。触れてみることで、どんなことができるかがイメージしやすくなります。

2. 初心者向けの書籍や動画を活用

書店で購入できる入門書や、YouTubeなどで公開されている解説動画は、視覚的に学べて初心者におすすめです。

3. 過去問題や模擬問題にチャレンジ

資格取得を目指すなら、過去問の演習は必須です。問題の形式に慣れ、苦手分野を明確にしましょう。

4. スクールや講座を活用するのも効果的

独学が不安な方は、CAD専門のスクールや通信講座を利用するのも手です。プロの講師による指導で、効率よく学べます。

まとめ|大切なのは「最初の一歩」

CADの資格はたくさんありますが、実はCADオペレーターとして働くために資格は必須ではありません。
もちろん、知識の証明として資格を持っていることは強みになりますが、それ以上に「実務経験」や「研修制度の有無」が重要です。

当社では、未経験からでも安心してスタートできるよう、オリジナルの学習テキストと、CAD専任講師によるサポート体制を整えています。
「やってみたいけど不安……」という方も、しっかり学びながらお仕事に取り組めます。

少しでもCADの仕事に興味がある方は、まずはお気軽にエントリーフォームからご連絡ください!
あなたの第一歩を、全力で応援します!

簡単1分!エンジニア向けの適職診断はこちら